背骨は、医学的には脊椎と呼ばれ、26個の脊椎が数珠のように縦に並んでいます。
これが脊柱で、人体を正面から、あるいは真後ろから見ると、左右対称になっているのです。
脊椎は首から肩にかけての部分を頚椎、肩から腰の上部までを胸椎、腰から骨盤までの部分を腰椎、骨盤から下の部分を仙椎に分類しています。
脊柱は家の大黒柱のように頭を支え、腕や胸の重さに耐え、全身をつなぎ留める役割をしています。
人問は常に脊椎にかかる縦方向の負荷にさらされているといえるのです。また、脊柱は人体の横方向から見ると、ゆるやかなS字型をしています。これを「脊柱の生理的弯曲度」と呼んでいますが、このことによって縦方向にかかる負荷を分散させて、体の重力バランスをとっているわけなのです。
理想的な脊柱は体の正中線、つまり人体を正面から見て左右に分ける中心線から左右対称であるべきなのですが、およそ90パーセント以上の人間が多少の歪みを抱えています,同じように側面から見た脊柱は、ゆるやかなS字型を描いていなければなりませんが、これもまたゆるやかなS字型ではなく、極端なS字型であったり、弓型になっていたり、あるいはねじれていたりと、理想とはかけ離れた形となっていることが少なくありません。
このことによって、さまざまな病気を引き起こすと考えられているのです。
対症療法ではなく、その根本を探すことが重要
「背骨の歪みが病気を引き起こす」ことは広く知られるようになってきました。
マッサージや整体術によって.一時的に背骨や骨盤を矯正しても、その根本となる原因を取り除かなければ再び同じ病気や不具合に見舞われることになります。
こうしたものは対症療法のようなもので、「熱が出たから解熱剤を飲む」「下痢をしているから下痢止めを飲む」というように、根本的な解決には至りません。なぜ、熱が出たのか、なぜ下痢をしているのかを突き止め、その根本を解決しないことには、いつまでたっても同じ症状に悩まされることになってしまうわけです。
施術風景
どんな症状に有効?
・背部痛・慢性の腰痛・腰椎椎間板ヘルニア・分離症・すべり症・脊椎間狭窄症
・坐骨神経痛・膝痛・オスグット病・シンスプリント・こむら返り・下肢のしびれ・アキレス腱痛・踵痛・足痛 など